【4.PET-CT検査(準備編)|PET-CT受診体験レポート】

PETは撮影準備が重厚

水分補給

【撮影前にたっぷり水分補給】

 

近場の病院からPET-CT検査を最安で探すには?

 

水分補給と排尿

PET検査室に入るとまず、ペットボトルの水を渡されました。

 

市販されている普通の水です。

 

なるべく1本飲み切ってほしいとのことでした。

 

水を飲むと画像の映りがよくなるのだそうで、別にダジャレではないようです。

 

検査前にNGなのは食事、飴(微量でも)、お茶やコーヒーなどのカフェイン入り飲み物で、水はOKです。

 

妻が寒いと言ったらガウンを貸してくれました。

 

水をたっぷり飲んで、しばらく休憩した後に排尿するよう促されました。

 

直前説明

検査技師の説明

【検査技師による直前説明】

 

その後、検査技師による検査の手短な説明を受けます。

 

PET検査の仕組みと限界(脳や膀胱の異変は検出困難等)
検査薬剤のFDGは当日の体重測定結果に基づく適量が作られる。
検査当日は体から放射線が出ているので、授乳、妊婦・乳幼児との接触はNG。
…等、です。

 

別室で採血

採血

【FDG注入室で採血】

 

説明の後、別室に入りました。

 

寝台に横たわるよう指示され、まず採血が行われました。

 

血糖値を確認し、PET検査が正常にできる状態かどうか確認します。

 

今回のプランはがんマーカー検査、ピロリ菌検査なども入っているので、そのための採血もここで行ってしまいます。

 

FDG注入

次に腕の血管に針を装着して、いよいよFDGを体内に注入します。

 

FDG製造の部屋と通じている壁に埋め込みのボックスの中に、鉛のケースに入ったFDGが用意されています。

 

下の写真の釣りのリールみたいなやつです。

 

FDGケース

【FDGが入った重厚な鉛ケース】

 

ボックスを開けて鉛のケースを取り出し、ケースの中からFDGの容器を取り出して、点滴の針につながっている装置に装着します。

 

FDGの量はごくわずかで容器も小さいのですが、被ばくを避けるため、それを包む鉛のケースは重厚なものになっています。

 

FDGを注入する装置は大きな鉛の壁で遮蔽されていて、壁の内側には入らないよう注意されました。

 

室内の人間の無用な被ばくを避ける防護措置が取られているわけです。

 

FDGケースを装着

【FDG容器を注入装置に装着】

 

このFDGは短時間で崩壊して放射線が減少していくため、作ってから体に注入するまでの時間が厳格に決められているそうです。

 

(逆に言うと、それくらい放射線の減少が早いから、安全なのです。)

 

何らかの手違いで10分遅れると作り直しになり、何万円もかかるそうです。

 

例えば、受診者の血管が細くて検査技師が点滴の針をちゃんと刺すのに時間がかかるとか、受診者が速やかに指示に従わないために遅れが発生することが考えられます。

 

もしそうなると、大変困ったことになるわけです。

 

FDGを注入

【しばらく待つとFDG注入完了】

 

また、もし検査技師がケースを落っことしてFDGが散乱したら、その場にいる人は被ばくすることになるとのこと。

 

だから、注入が終わるまで検査技師さんは少し張り詰めた雰囲気でした。

 

PET検査を受診する人はこういう事情を理解して、てきぱきと指示に従うべきだと思いました。

 

例えば、事前に渡されている資料に書いてあることを、この期に及んであれこれ質問するなどはよくないと思います。

 

まあ、FDGは受診者の体内に入れるものですから、検査技師が1回分の量を被ばくしても大きな危険はないと思いますが、彼らはそれを毎日繰り返し扱っているわけです。

 

軽い気持ちで扱っていたら、大事故につながります。

 

非常に緊張感をもって扱っておられることに、逆に信頼感を抱きました。

 

安静

無事注入が終わって、検査技師さんも一息ついた様子でした。

 

ここからさらに奥の部屋に行って、40分間安静にしてFDGを体のすみずみまで行き渡らせます。

 

その過程で、もしどこかにがん細胞があれば、周囲の正常細胞よりたっぷりFDGを吸収し、撮影した時に明るく光るわけです。

 

安静

【安静にしてFDG浸透】

 

この病院では、安静用の部屋は薄暗くされ、間仕切りされた個人スペースの安楽椅子に横たわって毛布を掛けて静かに過ごすスタイルでした。

 

このスタイルが絶対というわけではなく、医療機関によっては明るい部屋でテレビを見て過ごすようにしているところもあるそうです。

 

しかし、少しでも検査の精度を上げるため、完全な安静を保てる環境を採用しているとのこと。

 

例えば、しゃべると喉のまわりにFDGが無用に集まり、検査の妨げになるので、話すのもよくないのだそうです。

 

無用な頭と体の活動を全部シャットアウトするために、明かりを落として静かに過ごすようにしているわけです。

 

もちろん、何か用がある時は、ボタンを押すといつでも来てもらうことができます。

 

つづき(5.PET-CT検査(撮影編))を読む

 

近場の病院からPET-CT検査を最安で探すには?